サイト内を検索

周る!高野山観光ルート(高野山エリア)

高野山エリアの観光コース

高野山を大きく分けると「高野山エリア」と「奥の院(聖地)エリア」に分かれます。
高野山の見どころを1日でどれくらいで周れるのか確認しましょう。

高野山宿坊協会前からスタートします。

高野山宿坊協会(観光協会 中央案内所)

レンタルサイクル・レンタル音声ガイド・タクシー手配・宿泊や精進料理の予約・ガイドさんの手配などを行ってくれます

各種パンフレットや観光マップも置いてあるので、まずはココに立ち寄り情報収集と、お得な「諸堂共通内拝券:1500円」を購入しました。諸堂共通内拝券は以下の6ケ所で使えます。総額2200円なのですべて行けば700円程お得ですね。有効期限は無いそうなので、使いきれなかったら次回の旅行の時に使えるそうです。

金剛峯寺500円
霊宝館600円
徳川家霊台200円
大師教会 (授戒料)500円
大塔200円
金堂200円

高野山マップ 

とても便利な高野山マップ
http://www.shukubo.net/contents/about_koyasan/img/map03.pdf

駐車場

壇上伽藍の中門前にある駐車場は停められる台数は少ないのですが、とても便利です。
トイレ・ファミリーマートが近くにあり無料です。人気なので8:45に行ったら残り1台しか空いていませんでした。回転率もいいとは思いますが、早めに行くことをおすすめします。

車を利用する人は駐車場マップ 
http://www.shukubo.net/parking.pdf

トイレ

高野山のトイレ事情はこちら 
http://www.koyasan.or.jp/access/#facility

壇上伽藍(だんじょうがらん)

空海(弘法大師)が曼荼羅の思想に基づいて、世界観を建物や仏像などで表現し創建した密教伽藍の総称で、伽藍の健立を始めた最初の地のため、奥の院と並ぶ高野山の二大聖地のひとつとなりました。

伽藍(がらん)とは、僧侶が集まり修行する清浄な場所の意味であり、後には寺院または寺院の主要建物群を意味するようになりました。総本堂である金堂を始め19の諸堂が集まっています。

夜になるとライトアップされているので、夕飯の後に散歩しました。

蛇腹道

大伽藍と書かれた入口から真っ直ぐに伸びる参道(蛇腹道)を抜けると壇上伽藍が現れます。この道を通るだけでも厳かな気分になります。紅葉が少し始まっていました。
紅葉が始まる蛇腹道
ライトアップ中の蛇腹道

金堂

本尊:薬師如来

高野山一山の本尊を安置する「金堂」は、高野山全体の総本堂で高野山での主な宗教行事が執り行なわれます。ご本尊は昭和元年に消失後、高村光雲の手で新刻され、昭和7年に安置されました。

根本大塔(こんぽんだいとう)

本尊:胎蔵大日如来

真言密教の教えの根本を表しているので、根本大塔といいます。堂内そのものが立体の曼陀羅を描いており、中央に胎蔵大日如来が鎮座しています。

根本大塔は初重を平面方形・二重を平面円形とする二層塔で日本独自の多宝塔形式です。平安時代から幾度と消失し、昭和12年(1937年)に再建された鉄筋コンクリート造の高さ48.5m・朱色が美しい多宝塔です。

夜のライトアップに浮き上がる根本大塔は朱色が美しく必見です。
蛇腹道から歩くと、美しい赤い大塔が見える
正面から

中門(ちゅうもん)

落雷による火災で伽藍の建物の多くが焼けたという記録がいくつも残っているそうです。
1843年(天保14年)の幕末の火災以降、礎石だけが残っていた「中門」が172年ぶりに再建されました。礎石部分の発掘調査から同じ場所で3回、同規模の再建が繰り返されていたことが分かったそうですが、鎌倉時代の中門に近づけるように再現されたそうです。

五間三戸(柱間5つ、戸口3つ)形式で屋根は檜皮葺(ひわだぶき)

中門の四天王像:持国天・多聞天・広目天・増長天

四天王の大義名分は「仏法守護(悪いものを寄せ付けない)」
  • 天保14年の火災の時に救い出された「持国天」「多聞天」
  • 松本明慶の手により作られた「広目天」「増長天」
正面 左側 「持国天」

正面 右側 「多聞天」
伽藍側 左側 「広目天」
伽藍側 右側 「増長天」

広目天は胸元に「蝉」のブローチを付けています。これは、蝉が音を遠くへ届ける生物であることから、【威嚇】の姿勢を表現しています。また増長天は胸元に 「とんぼ」のブローチを付けています。これはとんぼがまっすぐ前に飛ぶ生物であることから、【後ろにしりぞかない】という姿勢を表現しています。四天王の 持ち物には決まりがありますが、ブローチのような着衣や装飾に決まりは無く、仏師独自の想いが込められています。
引用元 http://www.nankaikoya.jp/event/koyasan1200/event/chumon.html

御影堂(みえどう)

弘法大師がお住まいになっていたとされるお堂。日常的に礼拝する仏像(念持仏)を安置する堂でしたが、空海の十大弟子の一人の真如が描いた「弘法大師御影像」を納め、御影堂と呼ばれる様になりました。外陣に十大弟子の肖像も安置されています。

三鈷の松(さんこのまつ)

御影堂の前にある松は弘法大師伝説のひとつである飛行三鈷杵がかかっていたとされる松で、三鈷と同じ三葉の松です。聖木として祀られています。持っていると開運のお守りになるとのことです。あった!と思って写真を撮って、手にとったら・・・たまたま1本の松の葉に2本の松の葉が乗っていただけでした。ご愛敬ですね。みなさん探していましたので、簡単には手に入りませんね。
記念撮影

不動堂

本尊:不動明王
脇侍(きょうじ・わきじ):八大童子

平安貴族の邸宅風の優美な仏堂で、運慶作の八大童子像と本尊不動明王が祀られていたことから「不動堂」と呼ばれています。


大師教会

本尊:弘法大師
脇仏:愛染明王と不動明王

西暦1915年(大正4年)に開創1100年記念事業として建立。高野山の宗教活動の中心的建物となっています。
受戒堂では、私たちが日々生きていく上での信条とも言うべき「菩薩十善戒」をロウソクの火が灯るお堂の中で受ける事が出来ます。

蓮池(はすいけ)

池の周りには四季折々の花木が植えられ、景勝地として有名で、初夏から秋にかけて大師教会の池一面には睡蓮(スイレン)の花が咲き誇ります。

総本山金剛峯寺(そうほんざんこんごうぶじ)

高野山真言宗の総本山である寺内には沢山の見どころがあります。
私が心に残った事は・・・
  • 金剛峯寺の前身である青巌寺で豊臣秀次が切腹したお部屋
  • 美しい襖絵
  • 大広間ではお茶とお菓子でおもてなし
  • お坊さんの無料の講和 
  • 高野山霊木 高野杉
霊木 高野杉

蟠龍庭(ばんりゅうてい)

私が一番心打たれたのは蟠龍庭です。
龍を表す石と雲海を表す白砂が素晴らしい広さ2,340平方メートルの日本最大級の石庭です。





寺内の見どころや金剛峯寺のことは こちら http://www.koyasan.or.jp/kongobuji/jinai.html 

高野山ならではのお土産

陀羅尼助丸

高野山で有名な胃腸薬です。高野山宿坊協会の並びにある薬局で購入しました。


小堀南岳堂の千代紙筆ペン

普段筆ペンを使う方も、そうでない方にも幅広い年齢層に喜ばれるお土産でした。500円とお値段も手ごろです。高野山宿坊協会にほど近い所にあります。


スポンサーリンク


奥の院(聖地)エリアの観光コース

参道

奥の院の入り口は一の橋と中の橋の2箇所がありますが、正式には一の橋から参拝します。一の橋から御廟までは参道は約2kmです。樹齢数百年の杉の木々の間には、皇室・公家・武将から庶民まで20万墓以上の墓碑が並んでいます。

世界遺産は「道」

世界遺産となったのは、杉や墓碑ではなく「道」だそうです。
そう思いながら歩くと感慨深いものがあります。

一の橋(いちのはし)

正式名:大渡橋(おおばし)

弘法大師御廟に向かう参道の最初の橋なので「一の橋」と呼ばれています。
昔からお大師様が人々をここまで送り迎えしてくれると言い伝えられており、この橋の前で合掌一礼してお参りします。

中の橋(なかのはし)

正式名:手水橋(ちょうずばし)

一の橋と御廟橋の中間橋なので「中の橋」と呼ばれています。
平安時代は、この場所で身を清めていました。ここを流れる川は「金の川」と呼ばれており、金は死の隠語で「死の川」=「三途の川」を表し、この橋を渡ると死の世界に入ると言う意味になるそうです。

汗かき地蔵・姿見の井戸

諸国に汗かき地蔵と呼ばれるお地蔵様はおりますが、高野山の汗かき地蔵は「人々の苦しみをお地蔵様が身代わりになり一身に受けているので、いつも汗をかいている」というとてもありがたいお地蔵様です。
中の橋を渡るとすぐこの地蔵堂に祀られています。

お堂の右側には「姿見の井戸」があります。
病を患った扶閑(すけずみ)中納言の夢の中に弘法大師が現れ、「我が山の霊水を飲めば病は速やかに治りましょう」と告げられ、そこで中納言がこの井戸の水を飲むと、たちまちに痛みが止まり、井戸には「薬井」と名付けられたそうです。その他 「この水で目を洗えばどんな眼病も治る」という事も言われています。

また「井戸を覗きこんで自分の顔が映らなければ三年以内の命である」という噂が江戸時代に流れたそうです。

宝来

高野山で至る所で見る切り絵を「宝来」といい、稲が取れない高野山ではしめ縄の代わりに宝来を飾ります。

腰かけ石

武田信玄親子の墓所の横にあるのが、弘法大師が休憩のため腰を掛けた石であるという言い伝えが残る「大師腰掛け石」です。

水向け地蔵

玉川沿いに並ぶ地藏菩薩や不動明王、観音菩薩に水を手向けてご先祖の冥福を祈りましょう。

御供所

御廟橋の手前にある御供所ではお茶の接待を受けられます。またお坊さんが無料で講和をしてくださり、お大師様のお言葉を教えていただきました。

「それ仏法遙かにあらず、心中にしてすなわちち近し。真如、ほかにあらず、身をすてていずくんか求めん。」

御朱印

御供所とお手洗いの間に御朱印を頂ける建物があります。

玉川と御廟橋(ごびょうのはし)

玉川に架かる御廟橋。玉川では水行が行われていました。修行中なので写真は取れませんでしたが、とても綺麗な川でした。

弘法大師御廟(こうぼうだしごびょう)と燈籠堂(とうろうどう)

ここから奥が弘法大師がご入定されている神聖な場所です。入定(にゅうじょう)とは真言宗密教の修行の一つで、悟りを得るための修行です。
自分の心の目で見るということで、ここから先は脱帽・撮影禁止です。


奥の院にある句碑

俳句の好きな方は見逃せないスポットは句碑ですね

芭蕉句碑

中の橋から奥の院に向かう道を左側を見て歩いていれば、目立つのですぐわかります。

父母の しきりにこひし 雉子の声


其角の句碑

芭蕉の句碑を過ぎて、奥の院に向かう道が二股に分かれます。その分かれる所に其角の句碑があります。

卵塔の 鳥居やげにも 神無月

表側

裏側

与謝野晶子句碑

親鸞聖人の供養塔の目の前にあります。目印が無いので見過ごしがちです。

やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君


中の橋 近辺

お腹が減ったら・疲れたら中の橋に行きましょう。何でもあります
  • バス停「奥の院の入口」
  • レストラン
  • お土産屋
  • 駐車場
  • トイレ

和食レストラン「はちよう」

1階のレストランで親子丼と有田みかん100%ジュースでお腹を満たしました。かつ丼や天丼、五島うどん等もありました。お腹減りの助でしたので写真を撮り忘れましたが、とても美味しかったです。2階にはカフェになっています。

◇アクセス
和歌山県伊都郡高野町高野山49-3 中の橋会館
0736-56-3713

この記事をシェアする
 
スポンサーリンク
 

関連コンテンツ

0 件のコメント :

コメントを投稿

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *